透明なゆりかご 20話 超低出生体重児 ネタバレ
人気まんが 透明なゆりかご 20話 超低出生体重児 ネタバレ
20話 超低出生体重児-掲載雑誌-3巻の人気まんがを紹介!
命のかけら~立ち合い出産までのあらすじを配信!
このページは透明なゆりかごのあらすじの20話 超低出生体重児を紹介!全29話をネタバレです。
《 透明なゆりかごの概要 》
妊娠するということは新しい命がこの世に現れたということ。
出産するということはその命がこの世で息をし、活き活きと活動し始めたということ。
でもそれはいつも幸せに満ち溢れ、歓迎されているとは限らないのです。
時には辛い決断をするしかない時もあるのです。
このマンガを読んであなたも命の尊さを考えてみてはいかがでしょうか。
1997年当時の体験をもとに書かれているため、現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。
《 透明なゆりかご あらすじ 20話 超低出生体重児 》
透明なゆりかご 20話 超低出生体重児
私が今まで見た中で一番小さな赤ちゃんは
体重430g 身長23cm
超低出生体重児のミノリちゃんでした――
X華は高校の実習で総合病院の全ての科を回っていた。
ICU(新生児集中治療管理室)もそのひとつ。
ここにはXXクリニックのような個人病院では対応できない色々な症例の新生児がいた。
早産児、低出生体重児、病的新生児を助産師や看護師が24時間体制で見守り集中的に治療する特殊な診療部門なのだ。
そこで見たミノリちゃんは正直なところ、
「トリのヒナ?」
と思ってしまうほどに小さく、X華の手のひらほどしかなかった。
沢山の管に繋がれ、ミノリちゃんはピクリともしない。
(寝てる・・・?本当に生きてるのかな?)
「500g以下の子はここでも初めてなの。こんなに小さいと普通は合併症になりやすいんだけど」
集中治療室の看護師がテキパキと動きながら答えてくれた。
新生児の中でも1000g未満になると超出生体重児と呼ばれ、内臓が未熟なために呼吸障害や脳出血などを発症するリスクを持っていた。
「でもこの子はまだ一回も合併症で手術をしていないからこれでも強いほうなの」
「えっ!そうなんですか?」
あまりに小さな体。
とても強そうには見えない。
「じゃ、このまま育つんでしょうか。」
「そうねえ・・・うまく栄養を吸収して内臓が発達してくれれば・・・500gを超えればもっと育ってくれるし1000gいけばなんとか・・・」
(注 1997年当時の数値判断です)
「でも栄養をあげれば体重が増えるわけでもないの。消化器も未熟だからふとしたことで消化不良をおこすこともある。
少しの量で腸閉塞になったりして危なくなるの。だから少しずつ慎重にしなきゃならないの」
とてもデリケートな治療がここでは行われていた。
「長い道のりになるわね・・・」
ミノリちゃんのお母さん、松岡法子さんは25歳の初産。
23週の時に分娩が急に始まり緊急搬送されそのまま出産した。
そして罪悪感にさいなまれ、まだミノリちゃんに会う事ができないでいた。
【その他おすすめまんが】
☆ 少女まんが 溺愛クローバー あらすじ 1巻~3巻 ネタバレ